九転び十起き~転んでもただでは起きないアラフィフ独女の仕事珍道中日記~

大したキャリアもなく、お金持ちでもないのに、とにかく呆れるくらい仕事を転々としている、40代後半女の赤裸々な仕事や転職にまつわる話を綴っていきます(こんな人もいると言うことで💧)。現在は派遣で働いています。

育児休業給付金の値上げ

今日、Yahoo!ニュースを見ていたら、このような記事を見かけました。
どうやら、少子化対策としてこのような法案が出ているようです。

…何かズレてますよね。
確かに、育休を取る人にとっては、有り難くいい制度かもしれません。

しかし、その肝心の育休を取ることすらままならない人が多いですし、会社側も給金が上がると負担になってしまうので、ますます育休が取りにくくなると思うのです。

更に、育休給付金目当てに目一杯制度を利用した後に退職する人も出てくるかもしれません(実際このような人もいるらしいですね)。

私は出産の経験ないがので分かりませんが、子供が出来て働く事はもの凄く大変だと思いますし、出来ることなら協力してあげたいし、これまでもそうしてきたつもりです。

でも、フォローをする立場から言わせて貰うと、当の本人の意識の問題が大きく、中には「フォローして貰って当たり前」と、何かと育児を盾に面倒なことを丸投げしたりする人がいるのも事実な訳で、全ての人に対して寛大になれる訳ではありません。

更にこのフォロー問題に対しては再三話題になるものの、それに対しての対策はなく、逆に産休や育休を取る人だけ有難みを得られるのは何だか理不尽な気がします。

そんな事を独身の私が言うと、負け惜しみに取られると思いますが、産休育休のフォローってかなり大変ですよ。
以前働いていたある会社で、何と同じ時期に産休育休が4人も重なった時期がありました。
比較的大人数の部署なので、そんなに影響はないと上は見ていたのでしょう。
でも、実際はフルタイムで働いている一部の人に負担が多くなりました。

それで、その人たちの働きぶりが給料に反映されればいいのですが、変わらず。つまり、負担だけが増えて、給料は変わらず。せいぜいそれによって発生した残業代が増える程度。
これではフォローする立場は報われません。

なので、そう言う人たちに対してもう少し対策を取って欲しい。
そうでないと、フォローする側が疲弊するばかりです。

私はさっきの4人が全員仕事に復帰するまでに会社を退職したのですが、今は恐らく全員戻っているはず。
そして、やはり残業は無理なので、その分他の社員にしわ寄せが出ていると思われます。
その職場は、比較的協力的な人が多い良心的な所でしたが、それでも度重なるとうんざりしたり諦めたりする事もあるのでは、と感じています。

ちなみに私がそこを辞めた理由は、時給が安すぎたから。働き始めた当時は残業が多く、何とかなっていたのですが、途中で少なくなり、観劇などの費用が捻出しづらくなったんですよね。あの頃は生活もカツカツでしたが、それ以外は本当に居心地のいい会社だったんですけど。

何か話がズレましたが、それで果たして少子化対策が解決するか?と言うと、否だと思います。
この少子化対策に対する政府の考えって、本当にいつもズレてるなと感じます。
恐らく政治家の奥様方の殆どが働いていない専業主婦であること、そして女性議員たちも恵まれた制度で守られていて、それを基準にされているからだと思われます。

先日、小泉進次郎議員が2週間育休を取得されたようですが、この時も散々否定的な意見が出ていましたよね。
身内の現役男性議員に対してこうなのだから、一般企業で男性が育休なんてとても無理だと思うのです。

小泉氏は大臣として重要な任務をされてますが、それでも敢えて育休を取得した決断は素晴らしいと思いました。
しかし、だからと言って他の人たちが右へ習えするかと言えば、決してそうではありません。

どちらかと言うと、まだまだ男性の育休に対する風当たりは相当強いと思われます。
実際、取得を希望した男性社員が不本意な異動を命じられたりとか、そう言うケースもあるようですし。
今男性で堂々と育休取れるのは、芸能人位でしょうかね。

少子化の1番の原因は、男性も女性も、産後のフォロー体制が出来てない環境にあると言うことです。
働きたい子持ちの女性が増えているのに、そう言う女性が働ける場所が限られている。
せっかく仕事を見つけても、入れる保育園が見つからない。
更に妻のフォローをしたくても、育休どころか1日仕事を休むことすらままならない。
これでは、どんなに育児給付金を上げても、子供が増えるわけがない。
それを政治家の方々が全く分かっていないのが、残念です。

そして、産休育休を経て戻ってきた女性が気持ち良く働ける環境を整えること。
これは、本人はもちろん、フォローする周りにも十分配慮する事が必要です。

そのためには、まず本人は限られた時間の中、効率的に作業を行うように努めて、仮に子供の事で突発的に休むことになっても、それを責めずに、今出来る範囲で謙虚に仕事に取り組む。決して「して貰って当然」と思わない←これ大事。
そして、他の社員に対して、感謝の気持ちを持ち、手伝えることは積極的に手伝うようにする。

そして周囲は、少しでもその女性が働きやすいように出来ることは協力する。但し無理はせず、無理なことは上司や周りに相談して解決するようにする。
フォローする側は、どうしても嫌な思いや理不尽な思いはすると思うし、特に独身だと「お互い様」とは思えない部分が出てくる。
そこを上手く折り合っていけるといいんですけどね。

私は何度も妊婦さんや子育てママさんと仕事をしてきました。
その度に正直嫌な思いは多々してきましたが、それでも無事に出産して、子育てしてきた彼女たちは逞しいと思うし、育休復帰してからは出来ることは協力してきたつもりです。そして、その事に対してちゃんと「いつもありがとう」と言ってくれるママさんもいました。そう言ってくれるだけでも、こっちとしては少しは報われるものです。

なので、育休給付金と同時に、フォローする周りに対する給付金(と言うか、ぶっちゃけ給料UP)とか出るといいのにな。
そうすると絶対モチベーションアップに繋がると思うんだけどな。

働けど働けど楽にならない

働き方改革が実施されてもうすぐ1年。
でも、労働に関しては何ら変わっていない、寧ろ悪くなってる感じのする今日この頃。

まず、収入面が潤わない。
働き方改革で残業が少なくなり、ますます苦しくなっている。

そして、仕事量が減ったか、効率が良くなったかと言うと、改革前とは全く変わらない。
これでは疲弊するばかりである。

働いても働いても実になる訳ではなく、ただ惰性で働いている。
その結果、疲れ果てたり不健康だったり、メンタルやられたりして、元気のない人が増えている。

こんな状況で、よく70まで働けと言うよね💧
多分、今の50代以下は、団塊以上世代程丈夫ではないので、ひ弱な人間が大量に発生しそう。で、ヨボヨボになりながら働く姿が想像できてしまう。それでもまだ、働けるだけいいのかな。

私も今50歳だけど、やっとの思いで働いています。
肉体労働なので、毎日クタクタ。
週末になるとグッタリすることが多くなりました。
体中悲鳴を上げていますし、こう言う働き方があと何年出来るのかとても不安です。

多分今の仕事でフルタイムで働くのは、60までが限度かな。
それからは時短などで細々と働いていくしかない。
多分この先、楽な仕事になどありつけるわけではないので、工場での立ち仕事としてずっと働いていく事になるだろうなと思うのです。なので、様子を見ながら細々と働くしかありません。
今は、60歳まで健康に気を付けながら無事に働きたいです。あと10年。長いなぁ💨

そりゃ老後の事は心配です。
でも、無理してまでは働きたくない😣
ましてや70までなんて、とんでもない。
人生100年なんて言ってますが、私たちが高齢になったらそんなに長生き出来ない世の中になってるはず。
なので、多分前のように80~90歳代まで生きれれば万々歳になるのでは。

そうなると、年金を貰える期間が短くなります。これまで非正規になっても、国民年金になってもちゃんと真面目に支払ってきた私としては、せめて支払った分の元は取りたい。そんなに貰えないだけ余計にね。

それプラス貯金で、生きていくしかありません。
多分年金を貰う頃になったら、今までのように舞台とか観に行く体力もないだろうし。
その代わり、働いているうちは少しでもいい舞台とか旅に出たいですが。

それにしても10年後ってどうなっているのだろう??
還暦かぁ。まだピンとこないな。
ちゃんと働いていられるだろうか?体は無事だろうか??
介護でがんじがらめになっているのだろうか。
色々不安や心配は尽きないけど、もうなるようにしかならない。
せめて、周りに迷惑を掛けない程度に過ごしていくしかないですね。

働けど働けど楽にならない。
それでも生活のため働かなくてはならない。
ゴールはまだ先だけど、自力で辿り着きたい。
そして、そんな状況でもささやかな楽しみを持って、日々穏やかに過ごしていきたい。

今の現状を語る

仕事始めから早々と1週間が経過しました。
いきなりかなり忙しかったので、すっかり正月気分が抜けました。
忙しいのはとても有り難い事なのですが…。

昨年末に1人退職し、今うちの職場は5人体制で働いています。
元々6人必要な所を5人で、更にそのうちの1人は年末に入社したばかり。
そうなると、6人分の作業を実質4.5人でこれまでやっていたことをこなさなくてはなりません。

本当は1ヶ月くらい引き継ぎがあれば良かったのですが、僅か1週間(実質4日)しか引き継ぎがない状況で、いきなり1人で作業をしなくてはならない。しかも、ほぼ経験のない職種を、アラフィフの年代で1からやっていかなくてはならないんですから、本当に大変だと思うし、他人事ではありません。

私も、今の会社に入社した時は48歳でした。
その年でもOKと迎えてくれた会社には、本当に感謝しています。
幸い、少し経験のある職種だったので、そこは助かりましたが、それでも覚えるまでかなり大変でした。

なので、その新人さんに関しては、しばらくは多少大目に見なくてはいけないなと思っています。
今のところはとても真面目に覚えようと頑張ってくれてますし、このままうまく続けて欲しいな、と。

問題は、元々いるメンバー。
どうしても仕事に偏りが出るのはやむを得ない部分はあるのですが、それにしてもどうにかならないものか、と思うことが最近多くなりました。

特に、唯一の正社員である女性に対して、それを強く感じます。
社員だけあって、担当している仕事が多いし、仕事もテキパキとこなす。それは凄いなと思うし、私も見習いたいなと思ってます。
しかし、自分のキャパ以外の仕事を一切しないのです。
忙しい時はやむを得ないのですが、そうでない時も。

他の人は、自分の仕事が落ち着いたら、他の部門を手伝ったりとか、新人さんのフォローに回ったりとかするようにしているのに、彼女だけは知らんぷり。
1番仕事が出来るし、職場のことを把握しているのに、何故か教えようとしないのです。

聞かれたときだけは辛うじて答えているようですが、自分から進んで教えようとはしないし、フォローもしない。
そのくせ、影で色々聞いてくる。
そんなに気になるなら、自分で教えるなり聞けば良いのに、と思うんですけどね。

何か腑に落ちないけど、こう言うのも考え方次第なのかな。
困ったことに、最近それによって、職場内の空気が悪くなってしまうことが多くなってきています。

私はなるべく、忙しいときでも気分良く働きたいし、新人さんにもそうあって欲しい。
ただでさえ慣れない仕事で大変だから、周りが少しでも働きやすいようにしていくのも大切だと思うのです。
誰もがそう思えるといいのですが、自分本位でものを考えない人とか、損得で動く人、そして忙しいときに機嫌の悪くなる人など、色々いるから、なかなかそんなわけには行かない。難しいですよね💨

こんな訳で、今年はバタバタしそうですが、気持ちをうまく切り替えて、ストレスを溜めずに働ければいいなと思ってます。

2020年🐀

2020年(令和2年)になり、早くも5日経過しました。そろそろ仕事始めに向けて、ウォーミングアップしなくてはならないかな、と思いつつ、なかなか正月気分が抜けずに、ゴロゴロのんびりと過ごしています。
いつもならもう働いているんですけどね。

今年も変わらず、景気が芳しくないと言う話題を多く耳にします。
人手不足と言われているのに、相変わらず周りには仕事を探している人や、転職を考えている人が多いですし。ここの所、ずっとこんな状況なんですよ。
昨年は大手企業の早期退職のニュースも多かったですしね。
ますます、中年社員を取り巻く状況は厳しくなる一方な気がします。

一方、いわゆる氷河期の世代に対しては、ようやく雇用対策を立て始めましたよね。
でも…30代ならまだともかく、40過ぎてからの再スタートは、とても険しいと思われます。
少しでも優秀な社員の手助けになれるのなら、それはそれでいいと思いますが、うまくいくかどうかは、本人次第なのかな、と。あと、会社や仕事との相性が合うかどうか、です。

私の話で恐縮ですが、40代を超えた転職は、本当に覚悟が必要です。甘い考えでは通用しない。
自分で考えて、行動を起こさないと厳しい。

よく、入社してから「仕事をきちんと教えて貰えない」とこぼす人が多いですが、指示を待つだけでは駄目で、とりあえず分かる範囲でやってみて、分からなかったら聞くとか、行動を起こした上で聞くことは当たり前。
それが出来ず、「分からない」と待ってるだけの人は、覚悟が足りないと思う。

今働いている職場に1人、指示待ち人間がいて、本当に言われたことしかしないんです。
普通、ある程度仕事に慣れたら、自分で仕事の段取りを考えてやっていくのに、それが出来ず、ただ待ってるだけ。
それが仕事だけではなく、例えば掃除などの雑用でもその調子。
周りはそれを見てイライラ💢

更に、その人は人を見ていて、聞くときも口調のキツい人のところへは行かず、比較的聞きやすい人にしか尋ねない。
私もそうなんですけど、聞かれるとつい構ってしまいがちになって、そうなるとターゲットにされちゃうんですよね💧
内心では物凄いイラッとしているのに。

指示待ちタイプほど、人をしっかり見極めている(構ってちゃんタイプもそうですよね)。
そして、それって残念ながら私たちバブル世代に多いんですよね。
特に、専業主婦やパートなどから久々にフルタイムで働く女性にとても多い。

分からなくて当たり前、教えて貰って当たり前と言う意識が高くて、自分で考えようとしない。
それで通用すると思っている。
つまり、意識がバブル時代のままなのです。
確かにバブル期は、手取り足取り教えて貰えたし、それでも通用していたからね。

でも、時代が変わり、今では新卒の新入社員ですら、なかなかじっくり教えて貰えないご時世になりました。
よく職人さんが「見て覚えろ」と言うじゃないですか。初めての作業を一通り説明して貰ったあと(それもサラッと)は、それこそ見たり実践したりして覚えていく。
今はそれが主流になってる気がします。

そんな親切丁寧に教えている余裕が、ほとんどの会社にはありません。そして、特に転職の人たちにはすぐに戦力になって欲しいのです。新卒の新入社員であれば、多少の甘えが許されても、中途採用にはそれが許されない。

ところが、今は新卒社員よりも、中途社員、特に中高年にその傾向が強いような気がします。
その中でもさっき言った、バブル期に働いて以降、久々に働く女性はほぼ、そうと言ってもいいと思います。

この手の女性は、まず自分で覚えようとしない。
頭の中には、「分からなかったら、誰かが助けてくれる」と信じて疑ってないから、説明もちゃんと聞かないし、メモも取らない。
そして、実践しようとすると、当然うまくいかない。
しかも、それを説明不足、指導不足だと人のせいにする。

当然、指導者は注意します。
しかし、どこが悪いのか分かってない。それどころか、自分には全く非がないと思っている。
「働き始めたばかりだから、分からなくて当たり前」と開き直っている。

これが酷いときだとずっとその状態が続く。
そうなると、指導者も菩薩並みに心が広い人(こんな人は稀)でない限り、放っておくことになる。
ここで、「何かする事はありませんか」と尋ねられる人はまだいい方で、大体はジッと指示を待つ。
そして、それが耐えられず、挙げ句の果てに、指導者が仕事をくれないと泣きつく。

今の社会では、これでは明らかに失格です。
最低限でも、分からない事や仕事がなくなったら、自分から聞きに行かないといけない。
とても勇気がいるし、指導者が少しキツいタイプだと本当に嫌なものだけど(経験あり)、それでも会社では先輩な訳ですし、働いている以上超えなくてはならない壁です。

勇気を持って尋ねた挙げ句、相手の機嫌が悪かったり、ろくに教えて貰えなかったり、自分で考えてと言われる事も多々ありますが、大体はちゃんと教えてくれます。
もし自分の期待通りの答えが得られなかったら、他の人に尋ねるのもいいと思います。
ただ、あまり頼りすぎないように、聞くのは本当に分からない事や、気になる事に留めておきたいですね。

そして、そんな社員に悩んでいる人が多いのも事実。
実際、そのような事例がよく聞かれます。
もちろん指導者が悪い場合もあります。
しかし、大半は教えて貰う側の意識の甘さが原因だと思います。

中高年の転職で1番肝心なのは、謙虚さを持つことです。
これが欠けていると、どこに行っても通用しないと思います。
世の中の会社が、中高年を採用したがらない理由の1つが、謙虚さが足りない、つまりプライドが無駄に高いからなんですよね。

男性の場合だと、過去の仕事の立場や実績に拘る余りに、つい転職先を軽視してしまう傾向があるようです。
例えリストラなどで退職したとしても、です。
よく面接で何が出来ますか、と聞かれて「課長が出来ます」と言う人がいる、と言う事例を聞きますが、過去のプライドを捨てきれず、新しい仕事を舐めているとしか思えない人が多いようです。

一方女性は、自分自身の立場に対する見栄に拘る人が多いのかな。
年下の指導者に対して上から目線だったり。あと、既婚者の人は、独身の指導者に対しても上から目線な事が多いです(経験あり)。
年下でも、独身でも、会社では先輩であり、本来なら謙虚な立場で振る舞うべきなのに、何故か態度がデカい。
そして、仕事ぶりよりも人を見て判断する。

もちろん、そうでない方々もいます。そんな方は、きちんと会社や仕事に順応しようと努力していますし、態度に謙虚さが出ている。
そして何故か、そのような方々に勝手にライバル心を持って、自分が仕事が出来ないのを棚に置いて、競おうとする。とても適わないのに。

今、あらゆる分野で二極化が進んでいますが、中途採用者もそうなのかもしれません。
即戦力で頼もしい社員と、足手まといになる社員と。
これは、謙虚さや前向きな姿勢を持つ人と持たない人の差なのかなと言う気がします。
稀に、自己中心的な感じの社員が出世する場合もありますが、これはそれを補う才能や技術を持っているから。そして、初めはとても戦力として役に立っていなかった(むしろ足手まといだった)人が、一生懸命努力や経験を重ねて、出世まではいかないけど、その職場に欠かせなくなった。こう言うタイプもいます。
ただ、後者のタイプは、最近少なくなりました。これは、即戦力を求める会社にも責任がある気がします。

今、中高年の引きこもりが多いのも、そのように時間を掛ければ戦力になるのに、早々と見切りをつけてしまう。そこで脱落した人たちが増えているような気がします。
日本には、コツコツと努力を重ねて評価を上げる人が結構多いと思うのです。そう言う「宝の持ち腐れ」が、今引きこもりになっていると思うと、やるせないですね。

今、何でもスピードを求められている時代です。
先日の箱根駅伝でも、次々区間新や大会新が出ました。
しかし、余りにスピードを重視しすぎたせいで、失ったものも多くなりました。
それは心の余裕、仕事の正確さだと思うのです。

最近、自動車工場のリコールが物凄く増えたような気がするのです。
これも、スピード(納期)重視で、品質を蔑ろにしているからではないのでしょうか。
車に限らず、家電製品は本当に品質が落ちているなと感じます。
どちらも、長く利用していきたいのに、すぐに壊れたり劣化したりする。修理して直せるうちはまだいいのですが、部品の製造を中止したりして(しかもその期間が短くなってませんか?)、直せない。どうも、修理するのではなく、買い替えるのを前提に作ってるとしか思えません。
モノでさえ「使い捨て」の意識が強くなっている。大事に使う、と言う意識は、失いつつあるのでしょうか。

これが、人に対しても同じ事が言えます。
有能、即戦力でない人間は、使い捨てでも構わない。
修理するくらいなら、買い替えた方がいいと思うようになった企業が増えたような気がします。
決して修理が出来ない訳ではなく、会社が修理を放棄しただけ。そうして、修理しなくなったモノ(引きこもりや職にあぶれている方々)が溢れているのが、今の日本です。

問題なのは、修理してもらえなくなった人々が、上手く修理をすれば役に立つのに、その場所や機会さえも与えられないと言うこと。
つまり、それらを無責任に放棄した国や会社の責任が大きいです。

モノも人も、使い捨てで溢れる日本。この先、もっとこの傾向が強くなるような気がします。
人も品質も、すっかりガタ落ちして、それでも修理や再生させるより、新しいものばかりが持てはやされる。
これではとても、前向きな未来を築くことは出来ません。

そんな中で、どうやって働くモチベーションを高めていけばいいのか。
難しいけど、生きていく以上、避けては通れない課題なので、その辺を考えながら働いていきたいと思います。

明日から仕事と言う人が多いと思いますが、今年も1年よろしくお願いいたします😌

2019年を振り返る ~仕事編~

無事に今年の勤務も終了しました😅今の職場も3年目になります。
最近、やっと求人情報を見ることがなくなり、そろそろ腰を落ち着けるべきかな…と静かに考えております。

今年は、暇に始まり暇に終わる、と言った感じでしたね。
お盆明けから11月までは少し忙しかったけど、それ以外は暇でゆるかった感じでした💨
まぁ、世の中の製造業全体が停滞しているので、仕方がないのかもしれません。求人も大幅に減っているようですし。
今だったら、確実に入社出来なかっただろうなと思います。

…しかし、ただでさえ少人数の職場で、今年2人退職しました。
1人は定年で、もう1人は新たに仕事を見つけたとかで、昨日で終わりました。
そして、今週から新たに1人入ってきました。
その方は、工場は全く未経験とのこと。それが、たった1週間の引き継ぎ期間だけで、来年からは1人でやっていかなくてはなりません。
正直大丈夫なん?と不安です。
結構真面目そうな感じの方なので、何とか続いて欲しいのですが。

1月、そんなに忙しくなかったら、暇ついでに色々教えてあげる事が出来そうなんですけど。
指導も、本来しなくてはならないリーダーや正社員の方はノータッチで、ほとんど同じ仕事をしている、もう1人の男性がしています。
私は、あまり関わりがない業務なのですが、分かる範囲で補助していくことになりそうです。
年代は同じくらいみたいですし、まぁ長い目で見てあげたいなと思っています。

私自身は…どうなんだろう??
まぁ、何とか毎日惰性で働いているって感じですか。
やり甲斐とかは求めていないし、責任の伴う仕事もしたくない。
ただ、最低限の生活が出来る程度の稼ぎを貰えればそれでいい、と言う超消極的な感じですね。

あとは、自分のペースで無理なく作業が出来て、必要最小限のコミュニケーションを心掛ければ、それでいいかな、と。

こんな事言うと、「老後生活が出来るのか?」と言われそうですけと、そもそも長生きしたくないし、食べれなくなったらそのまま餓死してもいいかなと思っている。
多分私ら世代は、今の高齢者ほど長生きしないと思ってます。
そして、高齢になる頃には、大勢の生活困難者が出て、それこそ餓死する人が珍しくない世の中になっていきそうな気がします。

そうなるのがいいのかどうかは分からないけど、今の日本はだんだん貧しくなるのは間違いないありません。潤うのは東京とその周辺だけ。

今の私に出来ることは、体が続く限り働いて、その後は少ない年金と少ない貯金で細々と暮らし、それが尽きたら死ぬだけ。
もし、働ける時期に病気になったら、下手に延命せずに、そのまま人生を終えたいです。
自分の人生の幕引きは、誰にも相談せずに自分で決めたいです。

最近、旅に出掛けるのも億劫になってきました。たまに舞台を観に出掛けるくらいが、ちょうどいいのかな。
何か年寄りじみた人生になりつつありますが、それはそれでアリなのかもしれない。

何か仕事のことから、自分の人生語りになってしまった。
けど、シングルで非正規だったら、先にあまり希望が持てないのは私だけではないはずです。

そんな訳で、また来年からは仕事に関するブログを発信していきたいと思います。
今年1年、どうもありがとうございました😌

コミュ障の働き方

私は、自他共に認めるコミュ障であります。
団体行動や飲み会、知人が集まる催し(冠婚葬祭など)が大の苦手で、極力避けて生活しています。
それ故学校生活や社会に出てからの、居場所を探すのにとても苦労しています。

こんな人間が、よく会社で働けるなと思います。
多分、私のようなコミュ力不足の人間が会社という組織に順応できず、そのまま引きこもりになるんだろうなと言う気がします。
幸いこれまで、何度か仕事は変わったものの、引きこもりにならずには済んでますが。

今時の会社って、コミュ力(協調性)やら根回しがモノを言いますから、それから脱落したり、うまくやれないと、たちまち居づらくなってしまう。
以前のように、コミュ力下手な人間でも働ける環境が、非常に少なくなったなと感じます。
なので、給料よりも条件よりもまず、「コミュ障の私でも働ける環境か」と言うのがとても重要になってきます。

コミュ障故に分かることも多くて、例えば会社や職場見学などで、「この会社はコミュ力必要だな」と言うアンテナがぴんと立つこともあります。
社員の人同士のやりとりだったり、掲示板だったり。そう言う勘って結構働いて、少しでも感じたら、辞退したりお断りしています。

社員の人のやり取りで感じるのは、社員同士をニックネームなど砕けた感じで呼んでいるのは、私的にダメですね💧
堅苦しいのも困るけど、砕けた感じの会社は経験上コミュ力必須ですね。
もちろん、同期や年齢の近い世代同士ならいいのですが、年齢問わずやたらと馴れ馴れしく社員を呼ぶ人(特に年配女性)がいたら、「無理だな」と。

あとは、上司や面接担当者が熱い人格の所も無理。
これは見極めるのがちょっと難しくて、面接時は抑えている(猫を被っている😺)場合もあるんですよね。
こう言う上司の所は、大抵飲み会が多い傾向がありますし、昭和的で保守的な職場が多いです。
そしてこのような会社では、女性はニコニコ愛想良いのが素晴らしいという考えの人が多いです。
そして、どんなに仕事が出来て優秀でも、愛想がなかったり、素っ気ない態度の女性には冷たい傾向があります。
表向きは言わなくても、明らかに態度で示して来ます。
私は表立って言われた事もありました。

あと、女性社員に仕切り屋みたいな方がいるのも要注意。
ただこれも難しく、始めは分からない事も。
それに、この手の女性社員は、気に入られてもいられなくても、コミュ障にとっては居づらいんですよね。
気に入られるのは一見いいのですが、それ故誘いを断れなくなる事も。一旦機嫌を損ねると翌日からは敵になることが多いですし。

気に入られない場合は地獄ですが、稀に気に入られるようになることもあります。
とにかく女心は移ろいやすいので、振り回されない為には、この手の人は、なるべく関わらないのが1番ですね。

ただ、社会に出ている以上、人とのコミュニケーションは必ずあります。
最低限、同じ職場の人とやり取りしないと仕事は成り立ちません。
それでも、探せばそんなにコミュ力を発揮しなくてもやっていける仕事はあります。

今私がやっているピッキングの仕事は、一旦仕事を覚えれば、大体1人で作業できてオススメです。
あとは、ドライバーさんもいいと思います。
工場のライン作業は、一見黙々と出来そうですが、意外とコミュニケーション必要ですし、勤務外の付き合いも濃厚のようなので、オススメしません。
女性の多い職場は、避けた方が無難ですが、私自身の経験ではそうとは言い切れない職場もあったので、仕事に興味があったり、他の条件次第では敢えて働いてもいいかもしれません。

事務職はかなりコミュ力いります。まず、電話は必須ですし、人とのコミュニケーションは避けて通れないので、止めた方がいいです。経理とかデータ入力あたりになると違うかもしれないけど、イメージ的には1人で黙々出来ない感じかな。

一見コミュ障に向いていない感のある販売業やテレアポは、仕事と割り切れば向いている人もいるようです。つまり、知人では無い第三者相手(自分に関係の無い、知らない人)であれば当たり障りのないやり取りが出来るのならいいと思います。この2つは、向き不向きがハッキリしてるような気がする(私には無理ですが)。

介護職は、仕事がハードでそちらに挫ける人が多いけど、意外とコミュ障向けかもしれません。
ピッキングやドライバーもそうですが、コミュ障に向いている職種は、肉体労働系の仕事が多い。
体力に自信があるのなら、精神的苦痛<肉体的苦痛を伴う仕事を選ぶのもいいかもしれません。

それでも、コミュ障でかつ、体が丈夫ではない人にしたら、どうすりゃいいのと思うでしょう。
そうなると、時短で働いたり、負担のないパートなどで働く事も選択肢に入れたり、あとは余裕があれば手に職をつける位しか考えられません。在宅勤務もある意味そうですよね。
私も若くて余裕があれば職人になりたかったなぁ。

職人は手先が器用で、コツコツとする事が苦にならなければ、オススメだと思いますが、かなりの忍耐力がいりますし、意外とコミュ力が必要な気がします。
芸術家や作家の方々と同じ感じですかね。

私は女性なので、女性目線で考えをまとめていますが、男性だとやはり肉体労働系になるのかな。
組立とか製造の仕事で、その傾向の人を見かけることがあります。
黙々と作業できる作業系ですね。

その上で、給料だったり休みなどの条件に見合った会社を探すのは、かなり厳しいのですが、少しでも長く働きたいのなら、多少の妥協をしてでも、「コミュ障でも無理なく働ける職場」を見つけて、細々と働いていくのが1番いいと思います。

私は、今の会社(職場)では何とか働いて行けそうですし、経験上今働けそうなのがピッキングか梱包業しかありませんので、何とかしがみつきたいなと思ってます。
世間的には底辺の仕事かもしれませんが、コミュ障が社会に参加するためにはこれでも恵まれている方かなと思うのです。
コミュ障が一旦挫折すると、ほとんどが引きこもりか日雇い、アルバイトとしてしか働けないのが現状です。

ネット社会の現在、今以上にコミュ障が多くなっていくと思いますし、更にAI化で労働力が少なくなってしまい、働きたくても働けないコミュ障たちで溢れるかもしれません。
少しでもそうならないように、コミュ障の人たちを受け入れる社会になって欲しいなと願わずにはいられません。