高齢者の雇用促進
今週から本格的に仕事始めと言う会社が多いと思われますが、やっと少しエンジンがかかってきた所でしょうか。さすがに今週は忙しかったですね💧
今回は、高齢者の雇用について書きたいと思います。
年金受給が伸びたこととなどから、最近60過ぎの働く人たちが増えたなと言う印象を受けます。
これは、例えばこれまでは60歳で定年だったけど、引き続き同じ仕事で雇用を延長して貰える分には、いい制度だと思います。
一方、これまでの会社で雇用を延長して貰えない、もしくは延長して貰えるけど、著しく収入がダウンするなどの理由で、ほとんどの人が仕事を探さなくてはならない状況になってますが、多くの方たちは、なかなか仕事探しに苦戦しているようです。
まず、これまで経験してきた業種での求人がないこと、そして給料などの条件が良くないこと、そしてこれが一番問題だと思うのですが、高齢の雇用者を募集しているのが、介護とか運送業、サービス業などの、若い人がなかなか集まらない業種が多いと言うことです。
つまり、高齢でも体力を使ったキツい仕事しかないのです。
当人たちにしてみると、楽なデスクワークとか内勤を希望していると思われるのです。
それでもその手の仕事はほぼ皆無若しくは競争が激しい。
そうなると残るのは肉体労働ばかりになります。
しかし、年齢的体力的にも、高齢からの肉体労働はかなり厳しいと言えます。
どうしても若い人に比べると動きが良くないですし、頭の回転も劣る。
最近、運送業に年配の人が多く働いているようですが、ご存じのようにこの業界は若い人でも体力を要しますし、機転も大切であります。
しかし…年配の方は何というか機転が利かないな、と。
これは今の職場で、あらゆる運送会社と接する機会が多いのですが、慣れた人や若い人は、こちらの要望に対して迅速に対応し、テキパキと業務をこなしているのに対して、年配の方はこちらの要望が伝わりにくく、かつ動きもぎこちない。
中には一から十まで指示しないと動いてくれない業者さんもいます。
最近、この手の方々が多くなってきてるのが明らかに分かります。
職場のベテランさんは、そう言う担当者に明らかにイライラしている様子。
まぁ仕方がないのですが、こちらとしてはやはりちゃんと動いてくれる人の方が助かります。
今はまだ若い人も多いですが、数年後には益々年配者が増えて、こちらがいちいち指示しないと動かない「指示待ち族」が増えるのかな…と不安になりますね。
現に運送業界では、年配者の尻拭いをしている若い社員が、会社から離れていってるケースもある模様です。もし年配者だらけになったら…と思うと恐ろしいですね。
一方、年配者が重宝している業種もあるようです。
サービス業で、いわゆる年配者の気配りや子育ての経験がものを言うケースがあるようですし、製造業でもスピードを要しない作業などで戦力になってる話を聞いたことがあります。
先日、地元の製造業の会社で、70代の女性が働いている様子がテレビで出ていました。その方は60代後半に採用されたそうです。
若い人に交じって、作業をこなしていました。
ご本人も生き生きと働いていましたし、ちゃんと戦力になられている様子でした。
これから更に高齢の社員が増える一方になると思います。
少しでも働ける環境が増えるといいなと思うと同時に、高齢者自身も出来る限り体力や機転が利くように心掛けて、働くようになるといいなと言う気がします。
決して過去に執着せず(特に男性)、どんなことでも前向きに働いて欲しいなと思いますね。
私は、多分一生肉体労働だと思うので、少しでも体力気力が衰えないように気を付けたいなと思ってます。
でも、さすがに最近は疲れやすくなったかも😅
一体何歳まで働けるかな??