九転び十起き~転んでもただでは起きないアラフィフ独女の仕事珍道中日記~

大したキャリアもなく、お金持ちでもないのに、とにかく呆れるくらい仕事を転々としている、40代後半女の赤裸々な仕事や転職にまつわる話を綴っていきます(こんな人もいると言うことで💧)。現在は派遣で働いています。

弱者には生きづらい(働きづらい)世の中

GWが終わり、また通常業務の日々が続いています。
今度の長い連休は、7月の海の日。
ここまでがとても長いんですよね~。
今期はカレンダーの曜日配列の影響で、お盆も年末年始も長期の休みになってます。嬉しいけど、非正規の立場では、長い休みになると給料が下がるので手放しで喜べません。特にお盆は、月をまたがないので、かなりキツい😢
でもお盆は、通常業務の所も多いので、あれこれ用事を済ませれるのは嬉しいかな。
年末年始の方が、一斉に休みになるので、出掛ける所が限られるし辛いんですよね。
個人的には、休みは分散の方が嬉しいです。

最近、書くことがないので、ちょっと「生きづらさ」について書こうと思ってます。
今の日本は、本当に生きづらくなってるな、と思います。
物質的には豊かだし、当たり前のように生活面が整ってるけど、それでも生きづらくなってます。
そして、長寿化が物凄いスピードで進んでいます。
つまり、生きづらい中、長く人生を過ごさなくてはならないと言うことです。

中には「そんなことないよー」と仰る人もいるでしょう。
恐らく恵まれた立場の方々だと思われます。

ほとんどの人は、生きづらさを感じていると思います。
特に「弱者」にとっては。

中年になっても非正規でしか働けず、日々の生活費を稼ぐのがやっと。最近、それでもマシな方なのかなと思えるようになってきました。
引きこもりを始めとする、無職で働く先のない、つまり自力で稼ぐことの出来ない人々が、世の中には溢れています。

今は正社員でも決して安穏と出来なくなってます。
先日トヨタの社長が、終身雇用を守れなくなってきていると言う旨の事を仰ってました。
最近では大手の企業が、相次いで早期退職を促しています。
そして、多くの中高年が路頭に迷っています。

私が社会人になった頃、終身雇用は当たり前で、誰もが(当時)60歳の定年になるまで働くことを保障されていました。
ところが、平成になってバブルが弾けた辺りから、これが大きく崩れ始めました。
当時いた会社でも、大幅なリストラが行われ、多くの人が会社を去りました。その当時で50歳を過ぎた方々だったり、勤務面や健康面で問題のあった方々など。
私の居た部署では、約半数がいなくなりました。

そうなると、残された社員はそれまでの倍働かなくてはなりません。でも給料は不景気だからと据え置き。幸い残業代が出たので、当時は残業で稼いでいるようなものでした。

しかし、若いうちはともかく、30代を過ぎた辺りから、体力面で不安を感じるようになり、更に婦人科系の病気が発覚して、「これ以上働くのは無理」と、退職を決意したのです。

結局、今も同じような肉体労働系の立ち仕事をしているのですが(もうそれしか出来ない)、特に今の会社の現場で働く人を見ていると、ほとんどが40後半から上なんですよね。社員の人が多いけど、私のように派遣の人も多数います。まさに老体にムチを打って働いてます。

多分、中小の工場ではまだ、大手企業で早期退職した世代を受け入れてくれる所があると思います(但し、交替制の工場が多いかも)。しかしこれも、景気後退が顕著になったら、それさえも難しくなると思います。あと、大手の方がプライドを捨てて、このような仕事に踏み込むことが出来るかは分かりませんが。

中高年で、定年までずっと一つの会社に留まる事は、年々難しくなっていると思います。全くないとは言わないものの、少数派になってる思われます。そして、それはこれから、かなり加速化していくと思われます。

周りを見渡してみて、そのような方がいるか考えて下さい。
多分、そんなにいないと思います(いたらごめんなさい)。

特に女性ではかなり少ないのではと。
ずっと一つの会社で働き続け、キャリアを終える女性がいたら、凄いなと思います。

今の会社に、1人そのような方がいます。
現在50代半ば位かな。
ずっと働き続けていて、立場も女性ではかなりいい役職です(その分責任はハンパなく大きいですが)。
多分誰よりも働いていると思われますし、頼りになります。その人がいないと仕事が回らない。現に冬にインフルエンザで1週間休んだ時は大変でした(暇だった時期だったから何とかなったけど💧)。

私が若い時ににそのような人を見たら、「ああはなりたくない」と軽蔑したと思います。でも今は、素直に凄いなと感心します。
ああなりたくないと言うのではなく、ああなることはとても出来ないと。

その人がこれまでに培ってきたキャリアや人脈を築くのに、恐らく相当努力したでしょうし、色んなものを犠牲にしてきたと思うのです。それが分かるので、素直に感心できるのです。

今の女性は、勤勉で本当に良く働きます。でも、会社や仕事における女性の立場は、昭和の頃とほとんど変わっていません。

確かに、働くママさんたちはあの頃に比べて増えてきたし、そのような人達が働ける環境も整ってきてます。
しかし、会社における男尊女卑的な扱いは、入社してからとほとんど変わってないな、と。
つまり、特に中高年男性に多いのですが、女性が上に立ったり、それで自分のメンツが潰れるのが面白くないので、そうならないように女性の行く手を阻む輩が後を絶ちません。
政治家や官僚職、古い体質の企業(建築業や金融業など)に多いように見受けられます。

時代や生活は日々進化しているのに、男女の立場は旧式のまま。
だから日本は、立ち後れていき、弱者に冷たい世の中なのです。
そして多くの生きづらい人たちが溢れるようになってきてるのです。

多くの働き者の女性は、そんな事にもめげずに、日々精進している。
しかし、古い考えの狸オヤジたちが、なかなかそれを受け入れる度量を持ち合わせていない(それどころか平気で邪魔をする)。
その結果、女性が第一線で活躍出来ない。

私はいっそのこと、ダメ元で1度女性に国を任せてはどうかと思うのですが。首相も官僚も全員女性。
多分、女性たちの方が根性据わってるし、柔軟な考えを持っているし、弱い立場の人の方々にも寄り添えると思うので、悪くないと思うのですが、こんな事言うと非難されるよね、きっと。

でも、私もそうですが、多くの女性は(今は若い男性も?)、人の上に立つより、人に庇護されながら無難に生きたい、楽したいと思ってるのが現実なのかもしれません。
弱者になるべくしてなっている、そのような人々が多いのも、今の世の中なのかもしれません。

自分では何も行動を起こしたくないけど、周りがお膳立てしてくれて、それに乗っかって人生を乗り切る。
このような生活が出来る立場だといいのですが、今はそれすらも難しい。

転職する度に思うのですが、周りがお膳立てしてくれるのを待っているだけでは、何も始まりません。
まずは、自分からそれを探す。
探した上で、周りに助けて貰う。
これをしないと、これからの時代は生きていけません。

運が良ければ助けて貰う事も出来るかもしれませんが、大体が余程のことがないと、助けてはもらえません。
周りも自分のことで手一杯なのです。自分のことは自分で考えろ、です。
いわゆる「察してちゃん」では、とても今の世の中を渡ることは出来ません。
特に中高年でそれはみっともないので、出来るだけ人に頼らないように心掛けています。

何かタイトルと中身がズレてきたな(いつものことか😅)
いつもながら長文になり、申し訳ありません🙇