九転び十起き~転んでもただでは起きないアラフィフ独女の仕事珍道中日記~

大したキャリアもなく、お金持ちでもないのに、とにかく呆れるくらい仕事を転々としている、40代後半女の赤裸々な仕事や転職にまつわる話を綴っていきます(こんな人もいると言うことで💧)。現在は派遣で働いています。

コミュ障の働き方

私は、自他共に認めるコミュ障であります。
団体行動や飲み会、知人が集まる催し(冠婚葬祭など)が大の苦手で、極力避けて生活しています。
それ故学校生活や社会に出てからの、居場所を探すのにとても苦労しています。

こんな人間が、よく会社で働けるなと思います。
多分、私のようなコミュ力不足の人間が会社という組織に順応できず、そのまま引きこもりになるんだろうなと言う気がします。
幸いこれまで、何度か仕事は変わったものの、引きこもりにならずには済んでますが。

今時の会社って、コミュ力(協調性)やら根回しがモノを言いますから、それから脱落したり、うまくやれないと、たちまち居づらくなってしまう。
以前のように、コミュ力下手な人間でも働ける環境が、非常に少なくなったなと感じます。
なので、給料よりも条件よりもまず、「コミュ障の私でも働ける環境か」と言うのがとても重要になってきます。

コミュ障故に分かることも多くて、例えば会社や職場見学などで、「この会社はコミュ力必要だな」と言うアンテナがぴんと立つこともあります。
社員の人同士のやりとりだったり、掲示板だったり。そう言う勘って結構働いて、少しでも感じたら、辞退したりお断りしています。

社員の人のやり取りで感じるのは、社員同士をニックネームなど砕けた感じで呼んでいるのは、私的にダメですね💧
堅苦しいのも困るけど、砕けた感じの会社は経験上コミュ力必須ですね。
もちろん、同期や年齢の近い世代同士ならいいのですが、年齢問わずやたらと馴れ馴れしく社員を呼ぶ人(特に年配女性)がいたら、「無理だな」と。

あとは、上司や面接担当者が熱い人格の所も無理。
これは見極めるのがちょっと難しくて、面接時は抑えている(猫を被っている😺)場合もあるんですよね。
こう言う上司の所は、大抵飲み会が多い傾向がありますし、昭和的で保守的な職場が多いです。
そしてこのような会社では、女性はニコニコ愛想良いのが素晴らしいという考えの人が多いです。
そして、どんなに仕事が出来て優秀でも、愛想がなかったり、素っ気ない態度の女性には冷たい傾向があります。
表向きは言わなくても、明らかに態度で示して来ます。
私は表立って言われた事もありました。

あと、女性社員に仕切り屋みたいな方がいるのも要注意。
ただこれも難しく、始めは分からない事も。
それに、この手の女性社員は、気に入られてもいられなくても、コミュ障にとっては居づらいんですよね。
気に入られるのは一見いいのですが、それ故誘いを断れなくなる事も。一旦機嫌を損ねると翌日からは敵になることが多いですし。

気に入られない場合は地獄ですが、稀に気に入られるようになることもあります。
とにかく女心は移ろいやすいので、振り回されない為には、この手の人は、なるべく関わらないのが1番ですね。

ただ、社会に出ている以上、人とのコミュニケーションは必ずあります。
最低限、同じ職場の人とやり取りしないと仕事は成り立ちません。
それでも、探せばそんなにコミュ力を発揮しなくてもやっていける仕事はあります。

今私がやっているピッキングの仕事は、一旦仕事を覚えれば、大体1人で作業できてオススメです。
あとは、ドライバーさんもいいと思います。
工場のライン作業は、一見黙々と出来そうですが、意外とコミュニケーション必要ですし、勤務外の付き合いも濃厚のようなので、オススメしません。
女性の多い職場は、避けた方が無難ですが、私自身の経験ではそうとは言い切れない職場もあったので、仕事に興味があったり、他の条件次第では敢えて働いてもいいかもしれません。

事務職はかなりコミュ力いります。まず、電話は必須ですし、人とのコミュニケーションは避けて通れないので、止めた方がいいです。経理とかデータ入力あたりになると違うかもしれないけど、イメージ的には1人で黙々出来ない感じかな。

一見コミュ障に向いていない感のある販売業やテレアポは、仕事と割り切れば向いている人もいるようです。つまり、知人では無い第三者相手(自分に関係の無い、知らない人)であれば当たり障りのないやり取りが出来るのならいいと思います。この2つは、向き不向きがハッキリしてるような気がする(私には無理ですが)。

介護職は、仕事がハードでそちらに挫ける人が多いけど、意外とコミュ障向けかもしれません。
ピッキングやドライバーもそうですが、コミュ障に向いている職種は、肉体労働系の仕事が多い。
体力に自信があるのなら、精神的苦痛<肉体的苦痛を伴う仕事を選ぶのもいいかもしれません。

それでも、コミュ障でかつ、体が丈夫ではない人にしたら、どうすりゃいいのと思うでしょう。
そうなると、時短で働いたり、負担のないパートなどで働く事も選択肢に入れたり、あとは余裕があれば手に職をつける位しか考えられません。在宅勤務もある意味そうですよね。
私も若くて余裕があれば職人になりたかったなぁ。

職人は手先が器用で、コツコツとする事が苦にならなければ、オススメだと思いますが、かなりの忍耐力がいりますし、意外とコミュ力が必要な気がします。
芸術家や作家の方々と同じ感じですかね。

私は女性なので、女性目線で考えをまとめていますが、男性だとやはり肉体労働系になるのかな。
組立とか製造の仕事で、その傾向の人を見かけることがあります。
黙々と作業できる作業系ですね。

その上で、給料だったり休みなどの条件に見合った会社を探すのは、かなり厳しいのですが、少しでも長く働きたいのなら、多少の妥協をしてでも、「コミュ障でも無理なく働ける職場」を見つけて、細々と働いていくのが1番いいと思います。

私は、今の会社(職場)では何とか働いて行けそうですし、経験上今働けそうなのがピッキングか梱包業しかありませんので、何とかしがみつきたいなと思ってます。
世間的には底辺の仕事かもしれませんが、コミュ障が社会に参加するためにはこれでも恵まれている方かなと思うのです。
コミュ障が一旦挫折すると、ほとんどが引きこもりか日雇い、アルバイトとしてしか働けないのが現状です。

ネット社会の現在、今以上にコミュ障が多くなっていくと思いますし、更にAI化で労働力が少なくなってしまい、働きたくても働けないコミュ障たちで溢れるかもしれません。
少しでもそうならないように、コミュ障の人たちを受け入れる社会になって欲しいなと願わずにはいられません。